子宮頸がんと子供(娘6歳)の甲状腺がんの闘病記を書こうと思った理由…
それはあまりにも情報がなかったから…。
私自身今でも探しているし、
きっと私と同じように困っている人がいるはず。
その知らない誰かや、その家族の方に向けて。
子供の甲状腺がんは、死亡率が低いと言われているそうですが、それでも子供がガンと知れば親はショックを受けると思う。
そんな時、このブログが何か役に立てたらいいな。
子宮頚がんは、子育て世代の25~44歳でり患のピークがくるそうで、年間約3000人の女性が命を落としており、幼い子どもを残して亡くなる人が多く「マザーキラー」と呼ばれているそうです。
婦人科に子宮頚がん検診に行くのは勇気がいるかもしれないけど、定期的な検診と、気になる症状(おりものの異常など)がでたりしたら、すぐ病院へ行ってほしいと思う。
そして、子供を持つ人達の、子宮頚がんワクチンの必要性を考えるきっかけになれば…
女の子だけではなく、男の子も子宮頚がんワクチンを接種する時代になってほしい。
[子宮頚がん]1B1期・扁平上皮癌・妊娠初期に発覚(高度異形成)・自覚症状はほとんど無し…
子宮頚がんの原因は、ヒト・パピローマ・ウイルス(HPV)というウイルスで、主に性交渉で感染します。
HPVは男性の陰茎や口、喉のがんも引き起こすと言われており、男性もワクチン接種をすれば防ぐことができます。
子宮頚がんのステージ1B1期(推定)の私の場合、30代という年齢では治療の第一選択は手術だそうです。
手術だけで終われる可能性もあるし、
もし追加で放射線治療をしなければならなくなっても、
手術の際に卵巣を吊り上げて位置を変え、放射線が当たらないようにできるのだとか。
卵巣に放射線が当たると、卵巣の機能が停止してしまい、閉経し更年期障害のような症状がでるそうです。
手術で子宮を摘出するのも、
手術せず骨盤内に放射線(骨盤内照射)を当てるのも、
どちらも生理がこなくなり、妊娠できなくなります。
幸い私は今のところ、強い更年期障害のような症状は出ていません。
しかしブログなどを検索すると、
同じステージ(病期)の方は手術をしておられる方がほとんどで、
手術をせず放射線治療と抗がん剤治療(CCRT)をした場合、どんな経過を辿るのかわかりにくかったので、
今後私と同じ選択をする方の参考になればと思い書くことにしました。
[小児甲状腺がん]6歳の娘は甲状腺乳頭がんだった
娘の甲状腺がんについては、
私の子宮頚がんなんて比べ物にならないぐらい情報がありませんでした。
大人の甲状腺がんに関しての情報はあったのですが…
甲状腺がんに、「小児」と付け足して検索するだけで、
一気に情報が減るのです。
甲状腺がんの中でも割合の高い乳頭がんと濾胞がんは、年齢によってステージが変わると言われており、55歳未満ではステージⅠ期とⅡ期しかないのに比べ、55歳以上になるとステージⅣ期まで増えます(未分化がんを除く)。
それぐらい年齢に左右されるようですが、若いといっても子供だったら生存率はどうなるのでしょうか。
娘は肺に転移があったので、ステージとしてはⅡになるようです。
甲状腺の病気で有名な伊藤病院でも、
甲状腺癌の多くは成人に発症するため,小児期の甲状腺癌はきわめて少ない。甲状腺専門病院である当院においてもきわめて少なく,2003~16年に当院で初回手術を行った甲状腺癌1万2599例のうち,20歳以下は1.2%,さらに15歳以下では,わずか0.3%を占めるにすぎなかった。
その0.3%の子達は今どうしているのか、そこの細かい情報が知りたいのに…
それだけ子供がかかる癌ではないからか、出てくるのは、
東日本大震災の原発事故により
小児甲状腺がんが増えたのでは?というものばかり。
この福島県の原発事故に関しては、一切口を出すつもりはありません。
このことについて、私は何も情報を持っておりません。
そして、私達家族が住む場所は、
福島県からは離れており関連性があるとは思っていません。
小児甲状腺がんの個人のブログのようなものは
全く見つけられませんでした。
大人と同じ治療でも、子供、それも6歳です。
体の大きさも違うし、薬の量も違うでしょう。
大人のように出来上がった体ではないので、どんな問題が出てくるのかもわからない。
なので文献なんかを読んでいたのですが、
やっぱり素人には難しかったり、知りたいところを知ることができない悔しさがあったので、
今後この情報を必要とする方は少ないとは思いますが、
これもまた役に立てばという想いから、ブログにすることにしました。