ガンと暮らす四人家族
〜私と娘の闘病記〜
子宮頸がん

子宮頸がんの初期症状・自覚症状について

子宮 自覚症状

子宮頸がん検診や初期症状・自覚症状について

がん検診 後悔

どれぐらいの人が子宮頸がん検査を定期的に受けているのだろう。

がんになった人の中には自覚症状もなく、全く気がつかなかった人もいるだろうが、定期的に検査を受けていた、という人も多い。

私も必ず…というわけではないが、独身の頃は自治体の無料クーポンが使える2年に1回のペースで、子宮頸がん検診を受けていた。

独身の頃は何も言われた事はなく、毎回結果は異常なし。
それが当たり前だと思っていたし、ただなんとなく受けていただけだ。

結実を産んで生理が不順になり、妊娠する前まで生理周期があまり乱れることの無かった私は、産後ってこんなものなのかな?と少し不安に思っていた。
(次女を妊娠するまでの5年程ずっと不順気味だった。)

不正出血は子宮頸がんの症状だった?それとも子宮体がん?

子宮頸がん 初期

産後の生理不順で生理周期が読めない日々…

生理程の出血量や日数じゃなければ不正出血になるんだろうか?と考え始める。

確か産後5ヶ月ぐらいで生理がきて、それから2~3ヶ月毎に生理が来たり、少しの不正出血程度の出血で終わったりを繰り返した。

産前も時々、不正出血はあった。
大体生理と生理の間ぐらいだったので、きっと排卵出血だろう、と思っていた。

でも生理が不順だと排卵出血なのかどうかも判断できず、結実が産まれる2ヶ月前に子宮体がんで亡くなった母の事も頭を掠め、産後2年程度が過ぎて婦人科に行くことにした。

不正出血や生理不順が気になるので、子宮体がん・子宮頚がんの検査がしたい、

と言うと、

先生が、

子宮体がんは、不定期でも生理がある間はなりにくい

と説明してくれた。

子宮体がんは子宮の体部、赤ちゃんを育てる場所にできる癌で、生理がある内はそこに悪いものができても、生理で剥がれ落ちてしまうので心配ないという。

母親が子宮体がんで亡くなっていることも伝えたので、一応不正出血という症状もあるし、子宮体がん検査と子宮頚がん検査、両方をしてくれることになった。

ただ、子宮体がん検査に関しては、子宮内の一部の細胞を採るだけになるので、採った場所以外が癌でも、採った細胞が正常であれば発見できない事もあると言われた。

それでもいいので検査してもらったのだが…

やっぱり子宮体がんは問題なし。

子宮頸がんのほうは、中等度異形成という結果だった。

その時は聞いた事のない言葉で、先生にも

「心配いりません、定期的に検査してくださいね。」

と言われただけだったので、安心した。

軽度異形成や中等度異形成の80%程度はガンにならずに消えていくそうだ。

しばらく生理が来ていなかったので、生理を起こすためにピルを処方された。

今後妊娠希望であれば、ピルで定期的に生理を起こしてあげたほうがいいかもしれませんね、と言われたが、ピルを飲むのも通院も嫌だったので、それ以降病院に行かなかった

不正出血にも慣れ中等度異型成から高度異型成そして子宮頸がん(扁平上皮癌)になるまでの期間

30日~60日くらいの周期で生理があったし、
2人目を切望していたわけでは無かったので、あまり気にとめることは無くなった。

時々の不正出血も、少し出血する程度だったし続くこともなく、深く考えなかった。

子宮頸がん検査は、子育てに追われ、前回がいつでどれくらいの期間があいたかを考える事も無くなっていた。

そして妊娠検査薬で反応が出て病院に行くと、ポリープがあると言われたのである。

中等度異形成と言われてから約3年経っていた。

ポリープを切除し、検査した結果は高度異形成

「今はガンなわけじゃなくて、この状態が何年も続いたら癌になるので…」

そう言われたが、

中等度異形成から約3年、

妊娠中期、最後の子宮頸がん検査も高度異形成のままで、それが癌になっているとわかったのは、

約8ヶ月後だ。

紹介先の病院でも、子宮頚がん検査をした。

結果は同じ高度異形成

そこの病院でも、通常は高度異形成から何年も経ってガンになると言われたし、だから先生も出産が終わるのを待とう、と言ったのだと思う。

そして産後3ヶ月弱の検診で子宮頸ガン(扁平上皮癌)がわかった。

産後に円錐切除という、子宮頚部を円錐状に切り取る手術をするのは大体決まっていたので、妊娠中、子宮頚がんに関して色々調べていて、

HPV(ヒトパピローマウイルス)のウイルスの型によって悪性度や進行速度が早いと見かけたので、

「ウイルスの型は調べないんですか?」

と聞いたのだけど、

「もう癌化しているので調べる意味がありません。」

と言われてしまって、私が感染していたHPV(ヒトパピローマウイルス)の型はわからない。

一般的な経過よりは、かなり早いほうなんだろうな、とは思うけど…

数年で変化する、こんな例もあるので、定期的に検査を受けている人は、これからも受け続けてほしい。

(2021年1月26日追記:高度異形成がわかった時点で円錐切除術を行っていたら、表面からではわからない部分に癌が見つかっていたのかもしれません…)

やっぱり婦人科系の検診は、気軽に行けるものじゃない、というのは痛い程わかる。

お医者さんは慣れたことでも、患者側はとても緊張するし、何度行っても恥ずかしいから。
検査に痛みがあったりするのも、行きたくない理由の一つだ。

それでも子宮頸がんは若い人にも多いから…

20代で末期ガンの状態になる人だっている。

性交渉の経験があれば、誰だって可能性が出てくる病気だ。

性感染症と同じように、お互いに初めての相手なら問題ないのだけど、

自分は初めての経験で、相手は今回が2人目で経験が浅くても…

相手の1人目が、数人と性交渉の経験があればHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染している可能性はある。

コンドームを使用していれば性器への感染は起きないだろう。

しかし性感染症と同じで、口で感染している性器へ触れると、喉へ感染することもある。

喉への感染が持続すれば、男性でも咽頭がんになる可能性があるのだ。

ガン 郵送検査
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HPVワクチンを受けていたら子宮頸がんにならずに済んだかもしれないのに…

子宮頸がんワクチン 後悔

私が10代の頃、HPVワクチンの接種が始まったが、少しして副反応の映像が連日ニュースで流れるようになり、HPVワクチンはとても怖いものになってしまった。

どのワクチンにもあるように、HPVワクチンにも、副反応によって後遺症が残ることがあるのかもしれない。

でも…
結婚し、子供ができ、これから!という時に、可愛い我が子や家族を遺して亡くなってしまうのも、とても恐ろしい事だ。

私は娘2人には、HPVワクチンを接種させる予定でいる。
もちろん怖いけど、私と同じ経験はしてほしくないから。

HPVワクチンは、性交渉を経験をする前に接種するのが一般的だ。

接種したから絶対大丈夫!というわけでもないらしいが…

日本は、まだまだHPVワクチンの摂取率が低いので、不安な気持ちになる人も多いと思う。

でも、私に言えるのはこれだけ。

 

接種推奨年齢で、HPVワクチンの接種を!

 

そして定期的に、子宮頸がん検診に行きましょう!!

 

私が感じた子宮頸がんの初期症状・水のようなおりもの?

まず、同じ症状が全員に当てはまるわけではなく、
私は推定1B1期で、これぐらいで症状が出るものかわからないのと、妊娠中だったため、どちらかと言えば妊娠中の症状だと思っていたのだけど…

今思えばこれが症状だったのかな?というのが、

「水のようなオリモノ」です。

調べても、妊娠中はこんなオリモノの経験のある人も多いようだし、長女・結実と次女は6年あいているので、結実の時の記憶はあまりなく、これが症状だったと確信の持てるものではないが、

オリモノシートを付けていても、オリモノシートでは間に合わず、下着を越えてズボンまで濡れていたりしたので、とても印象に残っている。

それ以外には、妊娠中もごくたまに不正出血があったこと(これは結実の時にもあった)。

それ以外は特に変化を感じたことはありません。

それぐらい、症状が出にくいものなのだと思います。

色んな子宮頸がんの方の経験談や情報を探した結果、私の感じたのは、

・生理ではないのに、出血が止まらない。(貧血が起こるレベル)

・大きな血の塊が出る。

この2つをよく目にした気がします。

ただ、ここまで強い症状が出ている方は、ステージⅢ以降の方が多いのかな?という印象でした。

なので症状が出る前に、子宮頸がん検診にいきましょう!

病院に行くのにどうしても抵抗があれば、せめてがん検査キット等を使ってみて下さい。

がん検査キットについてはこちら⇒

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